オフェブ®の作用機序について

オフェブ®の作用機序
オフェブの作用機序
オフェブは、肺の線維化に関与するVEGFR、PDGFR、およびFGFRを標的とした低分子チロシンキナーゼ阻害剤です。
オフェブは、血小板由来増殖因子受容体(PDGFR)α、β及び線維芽細胞増殖因子受容体(FGFR)1、2、3及びVEGFRの各受容体においてアデノシン5‘-三リン酸(ATP)結合ポケットを占拠する低分子チロシンキナーゼ阻害剤です。 オフェブは、特発性発性肺線維症(IPF)及び全身性強皮症に伴う間質性肺疾患(SSc-ILD)の発症に関与すると報告されているシグナル伝達を阻害します。
Hilberg F, et al. Cancer Res 2008; 68: 4774-4782.
オフェブは、SSc-ILDの病態形成における炎症・免疫異常ならびに線維化に関わる複数のプロセスを抑制します。
オフェブは、SSc-ILDの病態形成における炎症・免疫異常ならびに線維化における複数のプロセスを抑制すると考えられます。オフェブの適応症のひとつである、 全身性強皮症に伴う間質性肺疾患(SSc-ILD)における肺線維化の病態生理については、以下の動画をご覧ください。
A
PDGFR、FGFR、VEGFRを阻害し、リンパ球や線維細胞のリクルートを抑制します。
B
周辺細胞から線維芽細胞や筋線維芽細胞への分化や増殖を抑制します。
C
炎症・免疫異常に関わるプロセスにおいては、SrcキナーゼやLckの作用を阻害することで、IL-2、IL-4、IL-5、IL-13、TGF-βなどの線維化メディエーターの産生を抑制します。
D
線維化に関わるプロセスにおいては、線維芽細胞の増殖や遊走、筋線維芽細胞への形質転換、細胞外マトリクスの産生などの重要なプロセスを抑制し、過剰な細胞外マトリクスの蓄積やコラーゲンの架橋・収縮を抑えます。
監修:
大阪大学大学院医学系研究科 血管作動温熱治療学共同研究講座
特任教授 嶋 良仁 先生